ビタミンBを活用して何歳になっても太らない体に

何歳になっても活動的でいられるこれを実現するサプリメントがあります。40代を迎えると、ひざなど関節痛に悩まされる人も、多いことでしょう。関節痛は、筋力の衰えが原因です。そうなると、動くことがどんどんおっくうになり、簡単な運動すらも苦痛になります。

言うまでもなく、そのまま放っておけば、老化と肥満がセットであなたの体を襲うことになります。いくつになっても軽い運動くらいはできるように、筋力の衰えを防ぐサプリメントと、関節の痛みをやわらげるサプリメントをおすすめします。運動能力の衰えは筋力や柔軟性の低下と神経・筋肉間での反射時間の延長から起こります。

筋力を支配しているのは、男性ホルモンです。筋トレによって筋肉量を増やし、筋力を高めることができますが、ホルモンの血中濃度の検査で、「DHEA」やテストステロンのレベルがかなり低いような場合は、サプリメントでホルモンを補う必要があります。神経・筋肉問の反射時間の延長というのは、神経から筋肉への情報伝達に時間がかかることで、とっさの反応が遅れて転倒したりします。「タンパク質の糖化」が原因になりやすいので、糖代謝を助けるビタミンB群のサプリメントをとることも、重要です。

また、神経系の血流を良くするイチョウの葉エキスなどのサプリメントも運動能力の向上に役立ちます。ひざの関節に痛みや違和感があって、十分な運動ができない場合は、コンドロイチンとグルコサミン硫酸のサプリメントがおすすめです。コンドロイチンはサメのヒレ、グルコサミンはエビやカニに多く含まれている成分です。関節の痛みに有効なコラーゲンがあります。コラーゲンには骨や筋肉、腱などに多いⅠ 型と、関節などに多いⅡ型があり、注目されているのは後者のサプリメントです。

鶏の軟骨から抽出された天然成分で、熱処理などによる変質がなく、高い活性を維持2している「U CⅡ」というサプリメントです。これまでの話で、サプリメントが、「太らない体」づくりに重要な役割を果たすことがおわかりいただけたでしょうか。ただし、ビタミンやミネラルなどの栄養素は、基本的には食事からとるべきものです。サプリメントは、その補助として利用することで、「太らない体」づくりに大きな効果を発揮するのです。

血管の汚れを除去する

「錆止め」ができている体は、細胞や器官のひとつがイキイキと働いています。これが、若い体です。最優先で「サビ止め」をしたいのが血管です。
血管は全身にくまなく張り巡らされたライフラインです。60兆個もの細胞に栄養と酸素を届けています。若いときはツルツルしてきれいだった血管の内壁も、歳を加齢により有害金属などがこびりつき、弾力を失ってきます。あるいは、傷んでもろくなります。いわゆる血管の老化です。

この血管の老化を止めて機能を守ることは、体の若さを保つうえでもっとも大切な条件です。血管のケアで、今、アメリカで関心が高まり出したのが「キレーション治療」です。アンチエイジング医療の最先端を行く分野です。日本でも、だんだん注目されはじめています。「キレーション治療」は強力な抗酸化作用を持つキレート剤(有機化合物のEDTAというアミノ酸) を点滴して、体内に蓄積されている有害金属」「活性酸素」の大量発生の原因になる1 を体外に出してしまうものです。「キレーション」は、ギリシア語の「キール=かに のハサミ」を語源にする言葉です。「キレーション治療」は、イメージで言えば、「キレート剤のEDTA にはカニのハサミのような作用があり、それが体内の金属をつかんで尿とともに体外に出る。となるでしょうか。

実際の治療はビタミン、ミネラルとともにEDTAを1時間半以上かけて点滴します。「キレーション治療」は「活性酸素」の攻撃でダメージを受けた血管を修復し、確実に若返らせる、生活習慣病の新しい療法です。とくに、一度なつたらなかなか元に戻らないとされていた動脈硬化が、「キレーション治療」によって著しく改善するようになつたのです。吸い込む力の強い電気掃除機を使って「体内そうじ」を行なうようなものですから、体内環境がきちんと整えられます。そのせいか、「キレーション治療」を受けた男性患者さんの中には、加齢臭、いわゆるオジン具さが清えたという人もいます。

これは副産物ですが、体が若返った何よりの証拠です。血管年齢を若返らせることが、体がいつまでも若いままでいられる条件なら、「太らない体」をつくる目的の1つは、いつまでも若い血管を保つことである、と言えるでしょう。

血管はもっと若返るはこちらです。

ビタミンDのアンチエイジング効果

最新のサプリメントの話題で外せないのが、ビタミンDです。日本ではまだ注目度が低いのですが、海外では健康常識として、毎日のように話題に上ります。

日本でのビタミンDのイメージといえば初心者にもわかりやすいビタミン、ミネラル(脂溶性ビタミン)ビタミンDといったところでしょうか?

ビタミンDは、ただのビタミンではありません。ビタミンという名前がつけられているために、日本では軽く見られていますが、じつはホルモンに匹敵するくらいの重要な役割を持つのが、ビタミンDです。

ビタミンD の働きというと、従来は骨の健康しか注目されていませんでしたが、近年の研究では、免疫力の調整、がんの予防、神経疾患の予防、うつの予防など全身の機能のさまざまな分野に大きな影響があることがわかってきました。中でも注目したいのが、メタボ対策です。

ビタミンDが多い人はど内臓脂肪がつきにくいということも、わかってきたのです。「太らない体」を目指すうえでは聞き逃せない話題ではないでしょうか。

ビタミンD は、日光浴で補充することが可能と言われています。たとえば、半袖、半ズボンで過に3回、30分間日光浴することで、ほぼ十分なビタミンD が補充できるのですが、これは夏の話です。食事で補給することも可能です。ただ、栄養士さんにビタミンD の話をすると、決まって「干しシイタケを食べましょう」ということになりますが、残念ながら人体が必要としているのは、動物性のビタミンD3と言われています。

食材でもっとも効率良くビタミンDを補給できるのは、魚です。中でも、サケはもっとも多くのビタミンDを含む魚と言われています。日ごろから日光を浴びることを意識し、肉よりも魚中心の食生活であれば十分だとされていますが、血液中のビタミンDの平均値(30ng/dl) は専門機関などが推奨する濃度(30ng/ml) より少なく、とくに、女性が低い傾向にあります。現代人はビタミンD不足状態にあるのです。日に当たらない、魚を食べない人は、サプリメントのお世話になるのが一番の解決策です。