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オンリーダイエットの真実「フルーツダイエット」

Question

フルーツを中心にしたダイエットをしたいのですがどんな食べ方がいいでしょうか?

Answer

果物は、いくら食べても太らないと信じている人が少なくありません。確かにビタミンCはかなり豊富に含まれていますが、同時に果糖という糖質をたっぷり含んでおり、これがダイエットにはなかなかの大敵です。
というのは、果糖は、水分にとけている状態で果物に含まれているため、体内に吸収されるスピードが速く、砂糖以上に脂肪にかわりやすいのです。
ちなみに、果物にどのくらいの果糖が含まれているかというとパイナップル1個(約200g)で91g、りんご1個(200g)で26g、バナナは1本(100g)で23gも含まれています。
糖質が特に多い果物は、バナナ、ぷどう、パイナップル、マンゴー、柿、洋梨など。

こう見てくると、普通に食事をして、さらに果物を食べすぎれば、あっという間に1日に必要な糖質の量をオーバーしてしまうことがわかります。
では、果物は1日にどのくらいの量なら食べていいのでしょうか。ダイエット中なら、エネルギー量でいえば、100kcalぐらいの量が適当です。どのくらいの量が100kcalに相当するかは上以下のとおりです。なお、缶詰めの果物はシロップ漬けになっているため、エネルギー量は生の約2倍もあります。ドライフルーツなどは約3倍もありますから、くれぐれも要注意。

  • バナナ、マンゴー(100~120g)
  • 洋なし、パパイア、柿、キーウィ(140~160g)
  • すいか、うり、いちご(240~260g)

オンリーダイエットの真実「海藻ダイエット」

Question

海藻はノーエネルギーですよね。栄養学的にはビタミンや食物繊維も多く、肥満防止や便秘解消にもよいと聞きました。そこで、1ヶ月前から海草ダイエットに挑戦。朝食はどんぶり一杯の海草サラダ、夕食も海草そうめんや昆布の煮物などを食べています。
最初は空腹感に悩まされましたが、海草の量をふやしたら、その間題はクリア。
ところが、車近、どうも体調がよくないのです。このまま海草ダイエットをつづけてもだいじょうぶでしょうか。

Answer

海草は確かにほとんどエネルギーがありません。それにコレステロールを低下させるアルギン酸(食物繊維の一種)が、カルシウムやナトリウムなどのミネラルと結びついた状態で含まれています。
やせるための食品としては理想的といえるかもしれません。しかし、どんなによい食品であっても、海草だけしか食べないというのでは体によいはずがありません。
タンパク質や糖質などの五大栄養素をまんべんなくとってはじめて健康な体を維持できるのです。
海草をダイエットに利用するなら、毎日のおかずにじょうずにとり入れるようにしてください。どれか一皿を海草にすることで、食事の総カロリー量を無理なく減らすことができます。体の不調は、低エネルギーを昼識した普通の食事に戻せば、まもなく解消するでしょう。

オンリーダイエットの真実「野菜サラダダイエット」は痩せるのでしょうか?

Question

1日3食とも、ボウル1杯のサラダを食べてダイエットしています。でも生野菜は体を冷やすのでよくないってほんとうですか?

Answer

女性の間ではまだまだ生野菜信仰が根強いようです。確かに野菜は低エネルギーで、ビタミンやミネラルが豊富。食物繊維も多く、毎日とってほしいたいせつな食品です。
しかし、3食とも「野菜だけ」というのは非常に問題があります。というのも、サラダだけの食事では、体の働きを維持し、活動をつづけていくために必要な糖質やタンパク質などの栄養素がとれないからです。
しかも、生野菜は量を多くとったつもりでもそのほとんどが水分で、栄養価は思ったほどではありません。生野菜だけの食生活では、ビタミンさえ十分にとれず、栄養失調状態になってしまうのです。特に冷え症の人などは、温野菜のほうがいいでしょう。

野菜をじょうずに利用して、健康的にやせるためには、次の4点に注意してください。

  1. 生野菜はレタス、きゅうりなどの淡色野菜が中心になりやすいので、ほうれんそう、小松菜など色の濃い野菜(緑黄色野菜)も積極的にとること。1日に必要な野菜の量は、淡色野菜と緑黄色野菜を合わせて300g。おひたしや煮物など、火を通した料理にすると量もたくさんとれます。
  2. サラダを主なおかずとするときは、タンパク質が不足しやすいので、ゆで卵、チーズ、肉類、シーフード、豆腐などを必ず加えるようにします。
  3. マヨネーズ(大さじ1杯98kcal)やドレッシング(大さじ1杯56kcalは油分を多く含み高エネルギーですから、できるだけ控えること。
    自分でドレッシングを作るときには、油を減らして極力エネルギーを抑える工夫が必要です。酢と油の割合を変えて酢をふやす、ワインでのばすといったぐあいに。市販の低エネルギータイプのマヨネーズやドレッシングは、量を使いすぎなければおすすめです。
  4. 同じサラダでも、ポテトサラダやマカロニサラダなどは、実は主食と変わりません。というのも、じやがいももマカロニも、栄養的にはご飯と同じ糖質が中心の食品だからです。使われるマヨネーズの量も多くなりがちで、思ったより高エネルギーなので注意しましょう。

なお、生野菜が体を冷やすということについては科学的根拠がありません。しかし、温野菜のほうが体を冷やさないのは事実です。生野菜でしか摂取できない酵素が摂取できるメリットもあるのでやはりバランスが大切です。

また、冷え症体質の人がダイエットを行う際の注意点はこちらです。