ごはん、肉ジャガ、焼き魚、ホウレンソウのおひたし、豆腐とワカメのみそ汁、この献立で、あなたなら何から箸をつけるでしょうか?
太らない食べ方では「食べる順番」も重要です。まずこの習慣を正すことが大切です。
正解は、おひたし。次に、焼き魚かみそ汁。まずはこの順番にしたがってひと口ふた口、うに食べてかまいません。この順番には、もちろん意味があります。ごはんと肉ジャガは最後です。これは「GI値が低い順」す。GI値はこちら。
つまり「血糖値をゆるやかに上げる料理が先」ということで空腹のとき、ごはん、ジャガイモなどのGI値の高い食材を先に食べると、血糖値が急上昇します。血糖値が急激に上がる食べ方は、脂肪をため込む「太る食べ方」です。だから、血糖値がゆるやかに上がるよう、食べる順番に気をつけなければなりません。これが「太らない食べ方」です。
簡単に言えば、先に野菜、次にたんばく賞を食べ、ごはん、ジャガイモなどの炭水化物や砂糖をたくさん使った料理は後にすること。これが基本です。
ですから、「焼き魚」でなく「豚の冷しゃぶ」の場合も、ごはんより先に食べます。野菜といっても、煮しめやキンピラゴボウなど砂糖を多く使った料理は後回しにします。
「サラダ」の場合は、ドレッシングの量を控えめにします。化学物質などの添加物が入っている場合があるからです。野菜を先に食べるのがいいもう1つの理由は、野菜に多く含まれる食物繊椎が、糖の吸収を穏やかにするということ。つまり、野菜を先に食べておけば、後から糖質の多い食材を食べても、血糖値が急に上がらずにすむのです。酢の物であればより効果的です。酢も糖の吸収を穏やかにし、血糖値の上昇を抑えてくれます。
ですから、献立に炭水化物や砂糖を使った料理など、GI値の高そうな食材が含まれるときは、とくに気をつけて、先に食物繊維の多い野菜を食べましょう。食物繊維は、きのこ類や海藻類にも豊富に含まれています。これらを使った料理があれば、まず先に箸をつけるようにするのがポイントです。
あとはやはり「太らない習慣」を実践することです。