レインボーフードがポイント、太らない人の野菜の食べ方

肥満を防ぐための野菜の食べ方はとても重要です。。まず、1つの野菜を大量にとるのではなく、いろいろな野菜をまんペんなくとることが大切です。
野菜には、大きく分けて緑黄色野菜と淡色野菜の2種類があります。緑黄色野菜は、緑色や黄色といった色が濃い野菜です。老化防止に非常に有効なベータカロテンが豊富に含まれ、動脈硬化、心臓病、脳卒中、がんなどの予防にも役立ちます。
具体的には、パセリ、コマツナ、シュンギク、ニラ、ニンジン、ホウレンソウ、カボチャなどです。淡色野菜は、文字どおり色の薄い野菜です。免疫力を高め、動脈硬化やがんのリスクを低下させるビタミンCが豊富に含まれています。
また、ストレスに対する抵抗力も高め、潤いのある肌をつくる効果もあります。
具体的には、キャベツ、キュウリ、セロリ、ダイコン、ハクサイ、タマネギなどです。ビタミンC は加熱すると失われやすいため、なるべく生で食べたいものです。

ここで注意したいのは、野菜の色のバランス。海外では「レインボーフード」などと呼ばれていますが、「赤、橙、黄、緑、青、紺、紫」というように、緑黄色野菜と淡色野菜を複数、織り交ぜて食べることをおすすめします。

また、「旬」の野菜をとることも大切です。ハウス栽培が成立している今では、1年中どんな野菜でもスーパーに並んでいます。でも、「太らない体」をつくるには、やはり冬には冬の野菜を、夏には夏の野菜を食べるのが体の為です。

したがって、「緑黄色野菜と淡色野菜を複数、組み合わせて食べる」+ 「旬の野菜を食べる」これが「太らない体」をつくる「賢い野菜のとり方」と言えます。この二点を合わせると、季節ごとに食べるべき野菜が見えてきます。

春の旬の野菜

  • 菜の花
  • ニラ
  • アスパラガス
  • キャベツ
  • 小松菜
  • オクラ

夏の旬の野菜

  • きゅうり
  • たまねぎ
  • ピーマン
  • トマト
  • ナス

秋の旬の野菜

  • さつまいも
  • れんこん
  • ごぼう
  • 春菊

冬の旬の野菜

  • にんじん
  • 白菜
  • ブロッコリー
  • ながねぎ

「賢い野菜のとり方」をするか、しないかで、1年後のあなたの体は大きく違ってくるはずです。ここで1つ、注意しておきたいことがあります。

野菜ジュースを飲むことは、賢い野菜のとり方とは言えません。複数の野菜を手っ取り早くとるために、「1日分の野菜を1缶に凝縮したジュース」を飲めばいいこのように考えた方は、きっと多いことでしょう。すでに実践している人もいるかもしれません。でも、野菜は「食べる」。それでこそ、野菜に含まれる栄‡ 兼は力を発揮します。「野菜を食べる」のと「野菜ジュースを飲む」のとでは、何が違うのでしょうか。体に入るビタミン、ミネラルの量は同じですが、食物繊維の量が違います。野菜ジュースになると、食物繊維が四割ほども減ってしまうのです。さらに、消化・吸収の過程や速さが大きく異なります。野菜を、よく噛んで飲み込む、た過程をしっかり経てはじめて、それが胃で分解されて消化・吸収されるのです。
また、この過程を経るには、時間が必要です。ところが、ジュースだと摂取から消化・吸収までのスピードが速いので、栄養として十分、吸収されません。

体に入るビタミン、ミネラルの量は同じでも、「実際に体にとり込まれる量」が、ジュースだと断然と減ってしまうのです。ですから、「野菜ジュースを飲むこと」は、「野菜を食べることの代わり」にはなりません。そのような安易な考えは今すぐに捨てて、野菜をたっぷり食べましょう。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください