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ハードな運動はかえって太るというのは本当?

Question

ハードな運動はかえって太るというのは本当?

Answer

やせるために適した運動とは、有酸素運動で、これをゆるやかに長時間続けるのことです。
これに対して、ハーハーと呼吸困難になるほどの運動、たとえば、全力疾走などのようなはげしい運動(蕪酸素運動) は、体を鍛える点では有効ですが、やせるためにはあまり効果的ではありません。
というのは、無酸素運動のエネルギー源は、脂肪ではなく糖質が中心で、本来なくなってほしい脂肪組織はほとんど使われないからです。
しかも、はげしい運動は、心臓の負担を増し、空腹感と疲労感で、心理的にもエネルギーを補給せざるをえなくなります。つまり、運動して、その分食べすぎることがありうるのです。この意味でならば、はげしい運動をすると太るということがいえるでしょう。

痩せるのに効果的な運動は?

Question

痩せるのに効果的な運動は?

Answer

やせるのに効果がある運動とは、いうまでもなく脂肪をよく燃やす運動です。脂肪を効率よく燃焼させる運動とは、体内にフレッシュな酸素を絶え間なくたっぷり送り込める運動のことです。
体の中に十分な酸素がとり入れられなければ、いくら運動しても脂肪は消費されず、疲ればかりを残しかねません。では、実際にどのような運動をすればよいかといえば、ジョギング、ウォーキング、サイクリング、なわ跳び、テニスなど、全身を動かす有酸素運動(エアロビクス) です。
これらの中から自分の好みのものを選び、脈拍数が約15~20%早くなる程度に行うようにします。効果を上げるポイントは、少なくとも15分以上つづけること。というのは、運動を始めて10分間は、エネルギーとして消費されるのは主に糖質で、15分以上たって、初めて脂肪が燃え始めるからです。
また、毎日つづけることも大事です。間隔があくほど、それだけ効果も薄れます。

痩せるためには運動があまり効果がないと聞きますが

Question

痩せるためには運動があまり効果がないと聞きますが

Answer

体を動かしたり運動をすればエネルギーを消費するわけですから理屈から言えば痩せます。しかし、運動によるエネルギーの消費量は、苦労のわりには少ないのです。
たとえば、脂肪1kgを燃焼するためには約720kcalものエネルギーを消費しなければなりません。

これをもしジョギングで消費しょうとすると、約15時間もつづけなければならないのです。このように、運動だけでやせるというのは普通の人にはかなりむずかしいし、効果もあらわれにくいものです。やはり、やせるためのポイントは第一にダイエット(減食)です。

しかし、健康的にやせるためには、やはり運動も欠かせません。減食を始めて、ある程度俸重が減ってくると、今度は体のほうが小食に慣れて省エネタイプになり、パタッとやせなくなります。これは基礎代謝量が3分の2ほどに落ちて、エネルギーを消費しつらい体になるためです。
ところが、毎日運動するようにすると、新陳代謝が活発になって体脂肪を分解するホルモンの分泌を高め、体そのものが食べたもののエネルギーをどんどん燃やしていくシステムに変わっていくのです。
このように、運動は、代謝をよくし減量効果をいっそう高める働きがあります。ダイエット(減食)だけで運動をしないと、体脂肪が落ちるだけでなく、筋肉や骨、血液までが削られていき、同時に体力までもが落ちてしまうおそれがあります。