睡眠を邪魔する5項目

睡眠そのものにも、リズムがあります。いつでも「良い眠り」を確保し、「太らない体」の基礎をつくるには・睡眠のリズムも無視できないのです。もし、眠りが浅い、夜中に何度も目が覚めてしまう、といった悩みがあるのなら次のようなことが原因になっているのかもしれません。思い当たるものがあったら、すぐに対処したほうがいいでしょう。

歳をとるにつれて、睡眠の質は下がっていきます。それが、「太る体」に直結します。ですから、ちょっとしたことでも気をつけて、「良い眠り」を得やすい状態に持つていくことが大切です。

そもそも「睡眠」は、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」がワンセットになり、90分周期で4~5回線り返されて目覚めに至ります。

「レム睡眠」は、体を休めるための浅い眠りです。体は眠っているのに、脳は活動しています。「レム睡眠」の代表的な役目の1つは、心のメンテナンス。眠っている間に、悲しみや怒りといった感情や精神的なストレスをやわらげているのです。

一方、「ノンレム睡眠」は、脳を休める睡眠であり、レム睡眠よりも深い睡眠です。その中にも「浅い眠り」と「探い眠り」があり、睡眠時の前半は「深いノンレム睡眠」が多く、後半は「浅いノンレム睡眠」が多くなります。

「ノンレム睡眠」の代表的な役目は、体のメンテナンスです。眠っている間に、脳の神経回路の調整、皮膚や筋肉の修復、免疫機能の強化などを行なっているのです。

これらの睡眠のバランスが良いとき、私たちは「ぐっすり眠れた」と感じます。夜更かしして午前2時、3時に寝たり、早く寝ても途中で目覚めたりすると、睡眠のバランスが乱れ、熟睡感が得られません。

当然、目覚めもスッキリしません。歳を重ねるにつれて、睡眠のバランスは悪くなります。「深いノンレム睡眠」と「レム睡眠」が減少し、「浅いノンレム睡眠」ばかりが多くなって、途中で目覚めやすくなります。やがて、「年寄りは朝が早い」ということになります。

このように、歳とともに睡眠の質は低下します。歳をとると避けられない変化の1つですが、「日中の活動量の減少」がいっそう睡眠の質を低下させているという一面もあります。

質のよい睡眠のために大切な5項目です。日常の習慣にできるように取り入れていくといいでしょう。

「グッスリ眠る」には、日中、15分程度歩いたり、スポーツをしたりして、できるだけ活動的に過ごすことが、まず大切なのです。浅い眠りが習慣づくと、ちょっとした刺激で目覚めやすくなります。街路灯の明かりや電話の音、車のクラクションなどで目覚めるようならば、寝室の遮光、遮音が必要です。トイレに起きる回数が多いようならば、前立腺肥大症などの病気の可能性があるので、泌尿器科を受診しましょう。

また、脚がムズムズしたり、息苦しくなったりして目覚めるようならば、睡眠トラブルを起こす病気の可能性が高いので、睡眠の専門医に相談しましょう。

寝酒も、途中で目覚める原因になります。アルコールを飲んで寝ると、寝つきは良くなりますが、寝ついて】、〓時間後に目覚めてしまう場合が多いのです。寝つきが良くなるのは、アルコールがストレスをまぎらわせ、血行を良くするからです。目覚めてしまうのはアルコールの利尿作用、あるいは、血液中のアセトアルデヒドという有害物質の刺激作用のためです。

また、睡眠誘導物質であるメラトニンの分泌が減ってしまうことも、原因に挙げられます。私たちの体は睡眠中、抗利尿ホルモンが分泌されてトイレに起きなくてすむようになっています。

しかし、アルコールの利尿作用が強いと、トイレに起きるようになってしまいます。アセトアルデヒドはアルコールが分解されてできる物質で、二日酔いの犯人です。
神経には、休息モードをつくる副交感神経と、活動モードをつくる交感神経とがあります。睡眠中は、もちろん副交感神経が優位になっているのですが、アルコールが入るとアセトアルデヒドが交感神経を刺激し、寝ている途中で目覚めてしまうことも少なくないのです。そして、メラトニンの分泌も抑制されてしまいます。寝る前の飲酒は睡眠の質を大きく低下させ、熟睡をさまたげます。酒を飲むときは寝る三時間くらい前までに終え、酔いが覚めてから就寝するといいでしょう。

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