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1日2回のたんぱく質が大事

「米・肉・油」の中で、特に意識してほしいのがたんばく質の「お肉」です。たんばく質は血液や内臓、筋肉、骨のもとになりますし、肌、髪、爪の材料でもあります。
たんばく質が不足するとまずは生命を維持するのに関係のない肌、髪、爪に行き届かなくなり、荒れて乾燥し、見るからに潤いやツヤがなく、パサパサとして老けた印象になります。

これではたとえやせても美しく見えません。たんばく質不足が悪化してくると血液が足りず貧血気味になることもあります。.貧血の女性はだいたい青白くて元気がありません。
多くの男性がピンク色の唇に色気を感じますが、これにもきちんと理由があって、貧血の女性は血液が不足しているので生理系のトラブルを抱えている可能性が高く、それはつまり子孫を残す「メスとしての力」が衰えている場合が多いから。男性に「モテる」ためには、生理がちゃんときているかどうかは、とても大事なポイントなのです。

さて、今日からお肉を意識して食べよう! と決意した人に選び方や食べ方のテクニックをいくつか紹介します。意外かもしれませんが、「モテる女」に欠かせないのは、脂肪を燃焼するL-カルニチンが多く含まれている「赤いお肉」です。
カルニチンは脂肪酸を燃やすカギ
その基準でいくと全体的に白っぽい鶏肉ではあまりとれないのです。それでも鶏肉が好き! というなら、モモ肉とむね肉の場合、少しでも動いているモモの方が赤いはずです。

ただしほとんど動かないブロイラーだと、モモ肉よりむね肉の方が赤いかもしれません。とにかく少しでも赤いお肉を選ぶようにしてください。

色で考えると、ブロイラーよりも地鶏の方が赤いですよね。ということで当然地鶏を選ぶのがオススメです。L-カルニチンの面だけでなく、他の食材と比べて鉄分が一番吸収されやすいところもお肉をすすめる理由のひとつ。

L-カルニチンと鉄分のどちらもしっかりとれるベストな肉は羊(ラム)肉。でも羊は癖があり好き嫌いが分かれるので、牛が1位、2位が豚といったところでしょうか。

おすすめはユッケや刺身など生ものでたんばく質をとることですが、これも好き嫌いがわかれます。「普段ほとんどお肉を食べません」という人なら、慣れるためにいつもの料理マーポーに少しずつお肉をプラスしてみましょう。

最初はひき肉を使った麻婆豆腐やロールキャベツ、妙めものでもよいでしょう。それに慣れてきたら、角切りのお肉を煮込むポトフやシチューにステップアップを。それでもどうしてもお肉は無理! という場合は、

お魚でも大丈夫です。お魚は旬のものを選べば栄養もおいしさも間違いありません。1日にとって欲しいたんばく質の量は「手のひら2枚分」です。手のひら1枚分、1食分の例を挙げると、牛井なら普通盛りではなく特盛りにするくらいの量です。
もしくは普通盛りにたんばく質である卵をプラス。もちろん、1度にとるのではなく1日3食の内2回は肉、魚、卵のいずれかをメインのおかずにすれば、トータルで「1日手のひら2枚分」は不可能ではありません。

水のガブ飲みはNG

美容のために、と大量にお水を飲んでいる女性も多いようです。しかし、中には水の飲みすぎで体が冷えたり、むくんでボテッとしたフェイスライン& ボディラインになっている人も多いようです。

残念ながら、冷たくてむくんでいる女性はあまり魅力的とはいえませんよね?お水は喉が渇いたら飲むというのが基本。空腹の時にガブガブ飲んだら頻尿になったり、むくみやすくなったりするだけです。

1日2リットルでは、ほとんどの人が多すぎる量でしょう。種類にしても、硬水がダイエットにはいいといわれていましたが、日本人の口には合わないものが多いようです。この「おいしくない」は体に合っていない証拠です。

無理して飲む必要は、ないでしょう。もちろん硬水でもおいしいと思うものは、時々とり入れるとよいでしょう。「良薬は口に苦し」という言葉がありますが、食事や水は薬じゃありません。おいしいものを食べてこそ、健康で美しいモテ女になれるんですよ。

自分に合う水を見つける簡単な方法は、生まれ育ったところの水を試すことです。大阪生まれなら「六甲の水」、東京近郊で育ったなら「南アルブスの水」と、地元に近い場所で採れた水が一番おいしく感じるはずです。

ただ冷えが強い人は、自分の生まれた地域よりも北の水を選ぶ方がよいでしょう。九州や沖縄などの南で採れた水は、どうしても体を冷やしやすいので、できれば少し気をつけた方がいいかもしれません。同じ理由で水入りのものも避けた方がいいと思います。

また、目覚めの1杯に水を飲むなら人肌程度のお湯がおすすめです。常温がベストです。お湯を飲むことで内側から目覚め、体が動きだすでしょう。

起きてすぐに歯を磨く人もいますが、その場合は歯磨き粉の成分が一番最初に体に入ってしまうということになります。できれば、水で口をゆすいでお湯を1杯飲む。それから歯を磨くようにしましょう。

基本は日本の水の方がいいのですが、たまには発泡系や海外の水でもいいですし、味が好きというのなら問題ありません。海外旅行中などは現地のお水やワインをおいしく感じるものです。

その時「おいしい」と感じるものを口にするのが大切なのです。同じ意味で、コーヒーやお茶が水分代わりになる時があっても大丈夫です。ただし、これも掩れたてのできるだけ自然なものがより理想的でしょう。

日本人の体質合うミネラルウォーターは国産の超軟水一覧(硬度0~50)から選ぶといいでしょう。
品質の高い「いいミネラルウォーター」を飲みたいなら九州の「活泉水」です。

お味噌汁ではミネラルなどの栄養をしっかり摂る

できれば毎食食べてほしいのが汁ものやスープ。最低でも1日1回は食べるのが好ましいでしょう。でも、これも実際に飲んでいる人は少ないでしょう。

夏場ならビシソワーズや冷や汁をいただくのはいいかもしれませんが、基本は温かいものがベストです。なぜなら、温かい汁ものをとると胃の中で食べたものをうまく混ぜて消化できるからです。そして腸にも負担がかかりません。腸は冷えるとすぐに負担がかかってしまいます。
そしてもうひとつ、温かい汁ものは満腹感を感じやすいのです。例えば板チョコを2~3枚一気に食べる人はいますが、ココアを2~3杯一気に飲める人はいないはずです。温かい汁ものはそうたくさんはお腹に入らないように、体はできているのです。
つい食べすぎてしまう人は、汁ものを逸品用意することでダイエット効果も期待できます。

数ある汁ものやスープの中でオススメナンバー1といえばやっぱり「おみそ汁」みそに含まれる大豆のイソフラボンのパワーもあるのですが、実は同時に含まれるたんばく質の方が重要だったりします。

そう、食事でとったミネラルはたんばく質がくつついた方が腸からうまく体の中に吸収されやすいのです。肉類や豆腐、葉ものなどさまざまな具材の持つミネラルを、みそのたんばく質の力で余すところなくとれるのはおみそ汁の大きな魅力。

「栄養をしっかりとる!」点でもおすすめです。

主食やおかずが同じでも、汁ものをつけるかつけないかで吸収される栄養の量が変わるのですから、汁ものなしではなんだか損な気がしますね。

最近ではおかずをスープにして提供する飲食店も増えてきて、以前よりスープ類がとりやすくなったと思います。こういう店もどんどん利用してみましょう。

また、温かくて水分が多いものということで、お茶やコーヒーで代用している気になっている人もいますが、これらにはミネラルが含まれていません。お茶やコーヒーでは水分はとれますが、栄養をプラスすることまではできないのです。

野菜たっぷりのスープやお味噌汁が断然おすすめなのです。