主食は「米」がベスト!

「炭水化物は太る」というダイエット情報が広まってから、日本人の主食であるお米を敬遠している人が増えています。例えばコンビニでランチを買う時、あなたは何を選びますか?
サンドイッチや菓子パン、パスタを手に取ることがやっぱり多いですか?おにぎりを選んだとしても1個か2個です。

できればここでおにぎり3個をおすすめしちゃうほど、お米は健康的にもダイエット的にも優れた食材なんです。食材は「元の形がわかる」ものを選ぶのがポイントです。そう考えると、元の小麦の姿から遠く離れたパンを選ぶより、米の原形のままのおにぎりの方がはるかに体によい食べものでしょう。

海苔だって、元の海苔の形のままですよね。また、お米を食べるとしっかり噛むようになるので、表情筋が鍛えられ、表情が豊かになるといううれしい美容効果もあります。

ニコニコ笑顔はもちろんのこと、泣いたり怒ったり喜んだり、表情豊かな女性は魅力的ですよね。それにフェイスラインもスッキリしてきます。口元のモテ度もアップできるなんて、米を食べないなんてもったいないんです。

最近では玄米や雑穀が手軽に買えるようになってきました。ところが、今までパンやパスタばかりだった人がいきなり玄米や雑穀を食べると、きちんと噛めずに消化不良を起こすこともあります。
胃腸に負担がかかり、お通じが悪くなるなんていうこともあり得ます。

まずはリハビリの意味で、最初は白米から始めるのがいいでしょう。その白米を噛むのさえ大変なようなら、お粥やリゾット、雑炊からスタートします。

白米を「おいしい」と感じてから、次は雑穀や玄米にステップアップ。徐々に慣らしていくのが『米』メインの食生活にする最大のポイントです。

一番大切なのは食べて「おいしい」と思うことなのですが、おいしいお米選びのコツは、自分の生まれ育った地方のお米を食べてみること。

日本海側で生まれたなら日本海側の、太平洋側で生まれたなら太平洋側のお米が本来その人の味覚に合いやすいでしょう。それでもイマイチと思ったら、次は現在住んでいる場所の近場のお米を選んでみましょう。

米、肉、油を意識する

長い間、肥満や生活習慣病などの原因は栄養のとりすぎだといわれていました。確かにとりすぎている人もいますが、逆に栄養が足りない人の方も多いのです。

糖質が足りないと脳の栄養が不足して食べすぎてしまうこともあるし、たんばく質が足りないと体の代謝がさがり、太りやすくなることもあります。

また良質な脂質が足りないと便が出にくくなって、体内に毒素がたまりやすくなったり、ホルモンバランスを崩すこともあるのです。

「ダイエッ妄成功させるためには、足りない栄養素をプラスすること」これが伊達式の基本中の基本の考え方です。中でもいわゆる3大栄養素は意外に足りてない人が多いです。栄養学的には「糖質・たんばく質・脂質」なんですが、この名称ではピンと来ない人も多いはず。

では

といったらどうでしょう?「私は米・肉・油は積極的にとっています⊥ という人はほとんどいないと思います。

それどころか「太る原因と思ってとにかく減らしている人の方が圧倒的に多いでしょう。ところがこれらは全て「やせるために必要な栄養素」。
そう、食事できちんととれていないから、やせにくくなっている人も多いのです。

肉はあまり我慢しなくてもよいようです。お肉だけではありません。ホルモンをきっちり出すためにも、まずは3大栄養素をしっかりとることが「モテる女」になる最初の一歩です。「米・肉・油」は必須栄養素なのです。

今日からは控えるのではなく、むしろ意識的にとるようにしましょう。ただし、これにも合う人と合わない人がいますから、ひとつひとつ、少しずつとり入れていくようにしましょう。現在、食べ過ぎている人は少し減らしたほうがいいでしょう。

食べたい本能との向き合い方

これまでの「食べたい時に、食べたいものを、食べたいだけ食べなさい」という言葉には、実はとても重要な「裏」があります。それは「食べたくない時は基本的に食べてはいけない」ということ。

体が欲してない時に食事をしてしまうと太りやすくなるのです。「お昼休憩だから別にお腹は空いてないけど食べよう」とか、ごちそうになって「さっき食べたけど悪いから食べよう」というのも、体の声を開かないで、無理に食べさせられているだけ。どんなに失礼なことになったとしても「すみません、歯が痛くて」と断ればそれ以上すすめる人はいないでしょう。
その人はあなたの体脂肪の責任はとってくれませんよ。自分で自分の体を守っていくために大切です。

食べる量にも同じことがいえます。食べたいだけ食べていいけど「もういらない」と思ったら、基本的に食べてはいけません。そこでストップしましょう。

例えば、甘いものが大好きだけどやせるために我慢を重ねてきた人は「一度にパフェを2個でも3個でも好きなだけ食べていいよ」とアドバイスすると喜んで食べようとします。でも、どんな人でもパフェを2個も食べればそれ以上はいらなくなるし、しばらく甘いものはいらなくなります。
実際に試してみて、本能で気づくことがとても大事。「好きなだけ食べたら、ものすごい量を食べてしまいそう」と妄想しているだけでは、実際の自分の限界に気づくことはできません。

また、自分で「食べてはいけない」というルールを作ってとにかく食べないようにしている人ほど、自分の限界が分からないから不安な気持ちが常につきまとって、食事をする度に落ち込んでしまうのです。

自分の限界点を一度知ってしまえば、それほど不安には思わなくなるでしょう。食べることを我慢しすぎて、いつも頭の中が食べることでいっぱいになっている人は、ぜひ心の赴くままに食べたいだけ食べてみてください。

ただし「いらなくなったらおしまいにする」をお忘れなく。そうして満足感を味わった翌日は、食べたくないから自然と食べる量が減って、調整できるはず。そこは自分の本能に従います。