いい女になりたいなら 食事を変えるのが一番

キレイになりたいな、変わりたいなと思った時、あなたならどうしますか?簡単なところでは美容院に行って髪型を変えたり、化粧品や洋服を買いに行ったりしますね。

でも、もっと大きく大変身したいーと思ったら、美容整形に行ったり、ファッションアドバイザーを訪ねたり、ヨガや断食道場に通ってみたり、あるいは趣向を変えて自己啓発セミナーに参加したり、いっそ四国80人箇所をお遍路さん旅で回ってみたり。

女性が変わるきっかけはいろいろありますね。でも、これにもやっばり、その人によって合うものと合わないものがあるでしょう。そこでまずみなさんにおすすめしたいのが、食べものを変えること!

特別に用意するものは何もないし、人によって回数は異なりますが基本的には毎日3回チャンスがある。その中で少し食べものを変えるだけで「変わる」きっかけになるんです。
しかも思った以上に効果的なはず。試さないなんてもったいないと思いませんか。
カウンセリングにいらっしやる方の中には、ダイエット神話に縛られすぎて頭がかなり固くなってしまっている人もいます。そんな人に、まず一番最初にとってもらうのが油。油の種類については後ほど詳しく説明しますが、ダイエットのために油を抜いてしまう人は未だに本当に多いようです。

でも、油が足りていないとまず脳に影響を及ぼし、前向きに考えたり、行動することが難しくなることもあるのです。「え、いきなり脳?」って驚かれたかもしれませんが、脳は半分以上が油でできていて、糖をエネルギーにしている臓器なんですよ。

だから「油と炭水化物(糖)」抜きのダイエットを無理に続けてしまったら、脳はトラブルをおこし、イライラしたり落ち込んだり、集中できなくなることもあるのです。

最近は脳トレと称して、みなさんゲームやドリルを一生懸命やっていますが、それだけでなく脳に材料とエネルギー源を補給することも重要なんです。油不足の脳は働きが悪くなってきたり、最悪の場合は、アルツハイマーなどの原因になることもあるんですよ。

油抜き系のダイエットをやり過ぎてしまうと、脳に問題がおきて拒食・過食というトラブルになる場合もあるでしょう。そこまでいかなくても、油が足りてないと気分的にイライラ・ギスギスしてヒステリックに人や物に8つ当たりするようになったりします。そんな人をとても魅力的だとは思えませんよね。
少しずつ油とるようになって脳がちゃんと働くようになれば、自然と気分も落ち着いて、考え方もやわらかくなるでしょう。ポジティブに他のことへの興味も湧いてきたりするんです。

恋愛でも仕事でも、とにかく脳を活性化した方がいいですよね。脳に油という栄養をガッツリ入れることで脳は元気になって、初めてポジティブに知的に生きることができるはずです。脳トレと一緒に、食べものも見直して相乗効果を狙いましょう。そうすれば、改善のスピードも早くなるはずですから。

食事を整えるのが基本

体の声に従って、好きなものを食べましょうとアドバイスしても、「お肉は脂肪が多いです」とか「体を冷やす食べものは避けた方がいいですよね? 」と言われます

私は今まで、テレビや本の中で食べ合わせの仕方や食事の選び方のコツなど「伊達式」というダイエットのセオリーをいくつも紹介してきました。
でも、これは100人いれば100人に合う訳ではありません。人によって合うもの・合わないものがあります。それは本能的な問題で、やせたり太ったり、以前の、生き物として生きるか死ぬかの部分に直結しているためです。
その人に合う食べものというのはまず「おいしい」と味覚で感じて、体がよこぶものです。

だから、そういう意味で「好き嫌い」はあってもいいのです。逆に「何が好きかわからない」「特に好きなものはありません」という人の方が問題なのです。
自分の好みがわからなければ、自分に合った食事はできません。

例えば、化粧品だったらテスターを使って「自分の肌には合う」と判別できますし、服だって試着して「私には似合わない」と自分でわかります。
食べものも同じことで「口に合う、合わない」があるんです。いろいろ食べてみて「これは合う」「これは合わない」と自分の味覚や体の感覚でわかるようになりましょう。

「合わない」ものを無理して食べる必要はありません。それがどんなにやせるものだといわれていても! です。

自分の好き嫌いがぼやけていたり、ダイエット食品ばかり食べていたり、食生活が乱れていたり、偏っている人は見た目にも表れるもの。

肌が荒れていたり、髪のまとまりが悪かったり。また、メリハリのない体型だったり、暗い印象だったりします。中にはこういった短所を「生まれつきなんです」とごまかす人もいますが、必ずしもそうだとはかぎりません。それが、ちゃんと食べていないことが原因の場合も多いのです。

これが効く!というダイエット情報に振り回されっぱなし

年頃の女性であれば、ほとんどの人が過去にダイエットをした経験があると思います。19時以降の食事は厳禁、朝食はしっかりとる、1日に食べるのは1500キロカロリー以内
ダイエットのためだけじゃなく健康のためにも、基本的な食事のルールは守らなくちゃ! そんなふうに思い込んでいる人がものすごくたくさんいます。
しかもそれをきちんとやろうとしている人のなんと多いことでしょう。

それだけではありません。テレビや雑誌で新しいダイエット情報を常にチェックし、「今度こそは」とすぐにやってみるという人も多いでしょう。

実際にダイエットに成功しましたか?自信を持って「成功した」と言える人はほんの一握りです。その理由はとてもシンプルなことで、みなさん、周りの情報は本当によく聞いて守るのに、自分自身の内側から発せられるメッセージは完全に無視しているからです。

「今、お腹が空きました。栄養が足りてません。そろそろご飯を食べてください」と脳が命令を出しても「寝る直前に食べたりしたら太る! 」とこの命令を無視してしまうのです。

体の命令を無視してしまうので体は調子を悪くしてししまいます。

例えば、これを職場だとしましょう。上司に一生懸命提案をしても、まったく問いてもくれないし、受け入れてもらえない。それが続くと「こんな上司は嫌だ」「こんな会社は嫌だ」って働く気力がどんどんなくなっていって、最終的にはデモを起こしたり、転職したりして、その環境を変えるよう行動を起こしていくはずです。

体でもまったく同じなのです。

ダイエット中に起こりがちな、生理に関わるトラブル。これは体のストライキなんです。栄養状態が悪くなったら体の機能は徐々に衰えていきますが、機能がストップする順番があるのです。一番優先されるのは生命を維持するための機能。

過剰なダイエットで内臓機能が停止してしまう | 便秘は冷えが原因

例えば、心臓や腎臓、肺などへ優先的に栄養が回されます。次が骨や筋肉、その次が髪や皮膚、爪など体を保護しているもの。そして、まず最初に栄養をカットするのが生殖機能なんです。

本体が危ない状態なのに次世代に子孫を残すことに力を注いでなんていられません。そういうわけで、まずは生理の期間がバラバラになったり、生理そのものが止まってしまったりするのです。これは体からの最初の大切な、大切なSOSなんです。