2016年 4月 の投稿一覧

食事は五感を使う

現代人は携帯電話やパソコン、TVを見ながらの「ながら食べ」が多くて、食べものをしっかり見て食べている人が、ずいぶん減ってしまいました。
と心当たりのある人が多いと思いますが、実際は「ながら食べ」が習慣になっているから、特に疑問も感じていないのです。

本来の食事は五感をフルに使って食べるものです。食べものを見て、焼ける音や鍋やスープの煮立つ昔を開いて、お箸やスプーン、時には手で触れて、おいしそうな匂いを喚いで、最後は舌でしっかり味わう! こうして食べると「おいしいな」だけでなく「あまりおいしくないな」「れは好きじやない」などもちゃんとわかるはずです。

数年前に冷凍餃子に毒物が混入する事件がありましたが、被害にあわれた方は袋を破いた時に異臭がした上に、口に入れてビリッとした刺激があったのに飲み込んでしまったといいます。

「どうして飲み込んじゃったんでしょう 」とに思った人も多いはずです。 嫌な匂いがして刺激があれば、動物でも吐き出して命を守ります。ところが現代人は賞味期限などの表示を見て、その数字だけを信用してしまうんですね。

これが生の肉や魚、果物で傷んでいれば臭いも強烈だし腐っているのがわかりやすいのですが、加工食品は「食べても安全かどうか」がわかりにくくなっています。何日も、何ヶ月も腐らないものへと加工技術などが進んできました。

でも、その過程で食べものは栄養が失われ、成分がまるきり変わってしまっているものも多いのです。「自然なものは腐る」と頭の片隅に置いておく方がいいでしょう。

また、「食べものから命をいただく」という仏教の考え方からいっても、命のあるものを食べるから「パワー」をもらえるのです。

加工を重ねた食べものをいくら食べても、「パワー」を得られることはないでしょう。まず、朝起きたら温かいお湯を飲んで体をほぐし、手を加えずに食べられる自然なもの、果物を体に入れると、体が自然に動き出すのがわかるはず。この感覚を大事にしましょう。

女性ホルモンとフェロモン

魅力的になって異性を引き寄せるために欠かせないのが、ホルモンとフェロモンだといわれています。名前が似ているので混同している人も多いのですが、まったく別の物質。

モテる女性になるためには、このふたつがどういうものなのかをここでしっかりと覚えておきましょう。まずホルモンですが、女性ホルモンは一生涯のうちでスプーン1杯分くらいしか分泌されないといわれています。
たったそれだけの量で、女性の体を若々つかさどしく保ち、妊娠や出産を司り、生活習慣病や骨の健康など様々な症状から体を守っている、ものすごくパワーのあるものなのです。厳選された素材から搾り、ほんの数滴だけ作られる最高級のダマスクローズのエッセンシャルオイル。

女性ホルモンはそんなイメージを持ってもらえばよいでしょうか。さて、この女性ホルモンをつくつているのが、実はコレステロールという油。エッセンシャルオイルはどんな素材から搾るかで、オイルの質が決まりますよね。ホルモンもまったく同じで、その人がとっている抽の質と量に大きく左右されます。

何よりもまず知っておいてほしいのは、油が足りている人はほとんどいないということ。特にオメガ3という良質な油が足りていた人は、私が食事をみた中ではごくごくわずかです。

75歳になる高齢男性ですが、毎日クルミを食べ、週に2回はお刺身という食生活なのです。もちろんご本人は健康のために無理をしているのではなくて「いやぁ、これが合ってる」と照れて笑うくらい。もちろん彼はお肌もツヤツヤ・ピチビチで元気いっぱい。一見60代くらいにしか見えません。男性ホルモンも女性ホルモンと同じで油がモトになります。うらやましいなと思う女性、たくさんいるんじゃありませんか?

油は女性ホルモンの材料になるだけではありません。美肌を気にする女性はヒアルロン酸やコラーゲンなどを好んでとりますが、ここに油をプラスするとより理想的なんです。皮膚の表面を覆っている皮脂膜は油からできていますし、もっといえば、細胞膜も油から作られているのです。油のバリア機能はとても重要です。

敏感肌や乾燥肌に悩んでいる人も多いと思いますが、その原因のひとつは油不足。ただし、外から補う油ではなくて、細胞に本来あるべき油が不足しているのです。みなさん、化粧水の後に乳液やオイルを塗って肌の水分の蒸発を防ぐケアをしますが、油が足りていれば、自分の肌から分泌される油分でキープできるんですよ。

そしてもうひとつのフェロモンですが、こちらはその人の体臭と混ざって分泌され、異性を惹きつけるといわれる芳香物質です。グループとしてはワキガの成分と同じなんですが、フェロモンは惚れ薬みたいなものでしょうか。

フェロモンは、ホルモンがきちんと分泌されている健康体でないと分泌されにくいといわれています。同じく芳香物質である加齢臭は、年齢を重ねれば誰でも多かれ少なかれ分泌されるのですがフェロモンは少し違うようなのです。

なぜなら、フェロモンの役割ははっきりしていて「今、私には生殖能力があります」とオスに示す成分だから。女性が妊娠して出産し、生まれてくる子どもの世話をするには、健康であるとは絶対に必要な条件です。

女性ホルモンの量が少なかったり、質が悪かったりしたらフェロモンは分泌されにくいのは当然です。本当は普通に健康体なら、自然に出てくるものなんです。

また、女性ホルモンに似た成分を含むといわれる大豆イソフラボンを含む豆乳や大豆も自然な形でとり入れたいものです。大豆イソフラ分の効能、効果はこちら
ただ大豆イソフラボンは植物性なので、それほど吸収がよいものではないでしょう。ですから、質のいい油もしっかりとって相乗効果を狙いましょう。
女性にとって質のいい油は必須なのです。

食べたいときにだけ食べるという習慣

食事をするのは、体が「食べたい!」そして「食べていいよ」とGOサインを出した時というのが自然なことですが、これに気づいていない人が本当に多いようです。

これでは、体が欲していないのに食べものが入って来るワケですから、なんの準備もしていない胃も腸も肝臓も腎臓も過重労働をすることになってしまいます。これでは内臓が疲れるだけで、体調を崩してしまうでしょう。

それだけではありません。お腹が空いていない時に食べたものは「今は必要ないからキープしておきましょう」と体脂肪として蓄えられてしまうこともあるんです。ダイエット中の女性にとっては内臓の老化より、こつちの方が怖いことかもしれませんね。お腹が空いてない時の食事は、ムダに食べることになるので無駄な体脂肪になりやすいというです。

自分の内なる声、お腹からのサインを聞くことを基本とした上で、「たんばく質は大事なんだな」とか「油にはいい油と悪い油があるんだな」とか栄養的により長いものをとり入れるのは、とてもいいことだと思います。

そして、まずは試してみてください。どんなに基礎といわれる情報でもやっぱり万人に合うというワケではないのです。だから実際にやってみて自分に合うかどうかを実感して、知識を自分のものにしていきましょう。

それと同じようにさまざまなダイエット方法や美容法を試してみるのも、大いに結構。こればかりは、本当にやってみないとわかりません。

試した数が多ければ多いほど「合う」ものは増えていきます。ただし、ここでアドバイスを。人は刻一刻と変化していくものなので、それに合わせて方法も変えていくことも大切なんです。

考えてもみてください。中学生の頃に使っていたニキビ用洗顔料を30歳になって使ったら肌荒れするしますし、20代の頃お気に入りだったフリルのピンクのワンピースでも50歳になれば着られません。

逆に10代の子が高級ブランドのバッグを持っているのは、やっぱりどこかアンバランスな気がします。年相応ということもあるでしょう。

それは食べものでも同じです。小学生の頃からフォアグラとか大トロを食べていた子どもがまともな人生を歩むはずはないということは、誰でも想像できるでしょう。

食べものはタダで手に入るものではないので、成長の過程で変化してきたライフスタイルや体質、健康状態そして経済状態から変わっていくのが自然です。

ここでもうひとつ。年齢を重ねると「若い頃のようにはやせられなくなった」という声をよく聞きます。代謝が下がって太りやすくなることが原因といわれることが多いのですが、高齢者が全員太っているわけではありませんよね。

年を重ねて代謝が下がっても、きちんと美しいスタイルをキープすることはできるはずなんです。それができないのは、自分の変化した体や環境に合わせて食事や行動を変えていないから。

代謝をアップさせればやせるのでしょうか? | Q&A式形式によるマイナス5歳情報

若い頃に「これをやれば数日でやせたダイエット食」が、数年後の自分にも同じように効果があるとは限らないんです。今の年齢の、今のあなたが「必要な食べもの」を、その時に食べることがキレイになるヒケツです。

本能に従って食べて心の底から満足すれば、きっと自然に素敵な笑顔になっていくと思います。