ご飯よりパン、麺類の方が太らないというのは本当でしょうか?

Question

ご飯よりパン、麺類の方が太らないというのは本当でしょうか?

Answer

ウソです。これは間違いです。まずご飯とパンをくらべてみましょう。小麦粉とお米のエネルギーはだいたい同じ、100gで360kcalくらいです。ところが、食パンとご飯になると、100gあたりパンは260kcalなのに対しで、ご飯(軽く1膳)は148kcalになります。
吸収した水の分だけボリュームが出るので、同じ重量ならご飯のほうが低エネルギーなわけです。
また、160kcalで比較すると、ご飯なら軽く1膳、食パンは6枚切り1枚になり、これを見るとご飯のほうが食べたという満足感、満腹感があると感じる人が多いと思います。さらに食パンのほうは、たいていバターかジャムなどを塗るので、ますますエネルギーがアップします。
次にご飯とめん類をくらべてみましょう。たとえば、ざるそば一人前のエネルギー量は、ご飯でいうと2膳分にあたります。そばはあっさりして、のどごしがよいので量がすすみやすく、結果としてエネルギーが高くなります。そのうえ消化がよいので、すぐにおなかがすいて間食に走りがち。以上の点から、めん類が、ご飯にらべてダイエット向きとはいえません。

肥満はどうしてだめ?どんな病気の原因になる?

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肥満はどうしてだめ?どんな病気の原因になる?

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太っていると体の動きが鈍くなり、疲れやすくなります。余分な脂肪組織もしっかり養わなければならないため、心臓にも大きな負担がかかり、動悸や息切れ、めまいなどの症状があらわれてきます。こんな状態が長くつづくと、動脈硬化を促進し、高血圧や心筋梗塞などを引き起こすことになりかねません。
また、太っていると高脂血症になり、高尿酸血症や胆石、脂肪肝などの肝機能障害、糖尿病などの事態を招きがちです。
そのほか、体重が重いため、体を支えている腰に負担がかかって腰痛を起こしたり、足をねんざしたり骨折したりしがち。股ずれに悩まされる肥満者も珍しくありません。
女性特有のものとしては、卵巣機能異常による月経異常や月経不順、不妊症があげられます。最近では子宮ガンや卵巣ガン、乳ガンなども、肥満している人のほうがかかりやすいことがわかっています。
ある保険会社の調査によると、太りすぎの人の病死率は、普通の人より高いという結果が出ていますし、交通事故にあう確率も高いといわれています。
このように、太っていていいことはほとんどといっていいほどありません。たとえ現在は健康でも、太っていることは病気の原因を育てているようなものであることを肝に銘じてください。

女性がお産をすると太るのは?

Question

女性がお産をすると太るのは?

Answer

妊娠・出産後に太ってしまう女性が多いのは事実です。中には10kg以上も増えてしまう人もいます。その理由の1つはホルモンの変化のせい。出産時期は、さまざまなホルモンの作用で、胎児を発育させるために食欲が高まるのですが、産後は自然の摂理で元の食べ方に戻って、本来はやせてくるはずなのです。ところが、.最近はそれがうまくいかない人がふえています。まず妊娠時にはずみがついて必要以上に食べる、産後も、体はおだやかな新陳代謝に戻っているのに依然として食べつづける、こうして結局は太ってしまうわけです。