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使うなら マーガリンよりバター その理由は ?

マーガリンよりバター

使うなら マーガリンよりバター その理由について紹介します。昨今のヘルシー志向は、動物性の食品を敬遠しがちです。したがって、動物性脂肪よりも植物性脂肪を歓迎する傾向です。これも、間違った理論の影響です。

マーガリンよりバター

戦後、タンパク質とともに動物性脂肪の摂取を大きく増やした日本人は、世界でも類を見ないほどの勢いで平均寿命を伸ばすことに成功しました。

それを思い出せば、植物性脂肪より動物性脂肪のほうが優れていることがわかります。となると、マーガリンよりバターのほうが優れているということになります。それと同じ理由から、食用油も植物性ではなく動物性のものを選ぶべきでしょう。

ただし、動物脂肪がいくら私たちの生命によいからといって摂りすぎ、食べ過ぎはNGです。注意しなければいけません。植物性脂肪と動物脂肪もバランスよく摂取するのがいいでしょう。何事もバランスです。

動物性脂肪の摂りすぎはNG「バター」 | 危険な食品
https://life-ddefense.com/d-food/archives/396

 

もう1つ大事なのは、「トランス脂肪酸」の問題です。植物油をベースに水素を加えて固めたもので、その代表はマーガリンとショートニング。ショートニングは、お菓子やケーキによく含まれている油で、ファストフード店などでポテトフライを揚げるのにも好んで使われています。トランス脂肪酸は、化学合成された油です。

それが体にいいはずもなく、動脈硬化や心筋梗塞につながる原因と直結しています。

欧米ではすでに使用が禁止されている国もあるほどなので、絶対に避けるようにしてください。

では、普段の調理油として何を使えばいいかというと、おすすめはラードです。原料はブタの脂肪ですから、化学合成とも無縁。その点でも安心です。

ちなみに、健康的な植物油としてよく取り上げられるものにオリーブ油があります。

エキストラバージンオリーブオイルは、腸内環境を整え、胃腸に対して有効に作用し、結果、免疫力をアップさせてくれますが、やはり毎日の食事に取り入れるなら香り、質、コストが気になるところです。腸のリズムを乱す生活、ストレスの多い生活、運動不足の方は是非、食習慣にオリーブオイルを取り入れてみて欲しいです。

エキストラヴァージンオリーブオイル ベスト5 ランキング
https://www.d-blood.info/olive-oil/2019/10/22/best5-ranking/

よく噛むダイエット

寝る前の栄養補給で痩せる

従来のダイエット法では、就寝前の食事はNGでした。しかし、これも大きな間違いだと思います。

寝る前に卵やチーズを食べれば、睡眠中の体内で行われる出来事をサポートできるからです。意外と思う方がいらっしやるかもしれませんので、少し踏み込んで睡眠の役割を考えてみましょう。

人がなぜ眠るかといえば、体を休めるためです。皆さんも、病気やケガをしたときにはベッドで横になると思いますが、日常の睡眠もそれとまったく同じです。昼間の活動で酷使した脳や体を、眠ることで休息させるのです。

私たちの脳や体は、健康なときでも毎日少しずつ故障していきます。あちこち故障すれば、不具合も起きます。

たとえば、最も寿命が短い腸の粘膜の細胞は、たった15秒しか生きられません。赤血球も、120日が寿命です。このように、体の部品にはそれぞれの寿命があります。本人に自覚はないのに、毎日どこかが少しずつ故障していくわけです。その故障をいつ修理するかといえば、眠っている間。

そのため、ゆっくり横になって活動を休む時間が睡眠というわけです。腐ったミカンが1つあると、箱の中のミカンは全部腐ります。だから、腐ったミカンを見つけたらすぐに捨てなければなりません。

人体もこれと同じで、古くなった細胞をどんどん捨てて、新しい細胞に入れ替える必要があります。古い細胞を放置しておくと、そこから組織が腐っていってしまうからです。

ここで思い出していただきたいのが、コレステロールの役割。ケガをすると、肝臓から患部に急行してかさぶたをつくつてくれます。 そして、新しい細胞をつくるための材料になるのもコレステロールでした。

睡眠中に故障を修理するのですから、コレステロールの補給が必要です。だったら、寝る前にチーズや卵を食べればいいではないですか。

しかも、修理作業では大量のエネルギーを消費しますから、自分では何もしないのに痩せられるおまけつきです。

昔から、「寝る子は育つ」といいます。確かに、成長ホルモンの分泌が盛んになるのは深夜ですから、科学のなかった時代の人たちは、見事な観察眼をもっていたものだと感嘆します。こうして子どもたちは、眠っている間に大きくなりました。

私たち大人も、子どもと同じように「成長」 しています。古くなった細胞を捨て、故障や不具合を修正し、まっさらな細胞に交換していく成長です。前の項で示した栄養成分表の欄を全部埋めるような「正しい食事」を続けると、夜にはきちんと眠くなり、新しい情報を書き込んだ新しい細胞が全身を包んでくれるはずです。

人が生きるということは、体を毎日更新すること。リセットではなく、新生です。それをうながすためにも、体の材料となるタンパク質と脂質の摂取が不可欠。そうして、きちんと更新を重ねていくと、人間の体は100年もつようにデザインされています。逆に、更新を怠れば死がやってくるだけです。人生の3分の1 は、夢の中。できるだけ、快眠でありたいものです。

必須アミノ酸を多く摂れる大豆、魚介類、肉類、乳製品は、睡眠には効果大 | 眠りを極める

粗食による食習慣は栄養失調と味覚異常の原因になる

日本人が世界一の長生きである理由は、タンパク質の摂取増にありました。その事実を知らず、和食のおかげだと思っている人は今でも多いものです。

同じ理由から、玄米などの粗食をありがたがる考え方の人もいます。しかし、国民が粗食をしていた時代の日本は平均寿命世界一ではなく、反対に低寿命の国でした。

これだけを見ても、粗食には何もメリットがないことがわかります。もう1つ、粗食には大きな問題があります。粗食は、味覚を妨げてしまうのです。人が味覚を感じる舌も、タンパク質でできています(実際には、味蕾という小さな器官が味を感じています)。

当然、タンパク質をはじめとする栄養をすべて摂取しなければ舌の機能が退化し、味覚も衰えます。栄養のない粗食では、味覚が鈍感になるわけです。

その結果、いくら食べても満足できないので早食いと過食につながります。粗食は栄養失調になり、栄養失調は味覚異常になり、味覚異常は肥満になるのです。

早食いでは唾液が分泌されないため、舌が乾燥して味覚を鈍化させます。このこともまた、人を肥満にさせる一因です。

肥満の人が早食いをする理由の1つが、味覚異常にあるのではないかと考える人はたくさんいらっしゃいます。

それは、こういう意味だったのです。粗食をする人の中には、痩せる人もいるでしょう。しかし、思い切って断言してしまうと、これは粗食による栄養失調から体調を崩して、やつれているだけです。

では、ダイエットにふさわしい食事とはどんなものでしょうか。1日に30品目も食べるのは、事実上不可能です。ご飯や麺類は炭水化物ばかりで、ビタミンやミネラルが不足してしまいまいす。

ところで、ビタミンを多く含む食品といえば、皆さんは何を思い浮かべますか? おそらく、多くの方が果物だと思うはずです。ところが、実は果物にビタミンはそれほど含まれていないのです。

ここで、粗食の代表である玄米とゴボウ、果物の代表としてグレープフルーツの栄養成分を見てみましょう。比較の対象として卵とベーコンを入れ、すべて100 gで重量を統一しました。グレープフルーツの欄を見ていただくと、ほとんどのビタミンがゼロか、それに近いことがおわかりいただけると思います。

ビタミンA 、D 、K 、B12はまったく含まれていません。ビタミンC こそ含まれていますが、ベーコンとほぼ同量です。ゴボウのほうは、全体の97% が水分と炭水化物だけです。

こちらもグレープフルーツと同様、ビタミン類は微々たる状況ですし、玄米は74% が炭水化物です。

粗食の材料としてよく使われる、ダイコン・コンニャク・納豆などもビタミンやミネラルにゼロが並ぶ食品です。

一方、卵とベーコンはほぼすべての栄養素がそろっています。それらを中心にした食事をすれば、30品目も食べることなく、必要な栄養素が摂取できるというわけです。粗食には、デメリットしかありません。

こうした粗食のメリットに振り回されてしまう人が現代人に多いのです。