ダイエットのための食習慣

水分の摂りすぎは水太りの原因になりますか?

Question

水分の摂りすぎは水太りの原因になりますか?

Answer

水だけで太ることはありません。
「水太り」などという言葉があるためか、「水分をとりすぎると太る」と信じている人がいます。水太りというのは、あたかも水けを多く含んでいるかのようなポチヤポチヤとした太り方をあらわしたもので、水で太ったということではないのです。
水はエネルギーゼロで、いくら飲んでも太ることはありません。
水自体が脂肪にかわることはないのです。体内の水分量は一定で余分な水分は尿として排泄されるので、安心して飲んでください。水分をとったことで一時的に体重がふえても、太ることにはつながりません。もっと

も、ここでいう水分は、水、あるいは麦茶、ウ一口ン茶などに限られます。糖質をたっぷり含む清涼飲料水をガプ飲みすれば当然太りますし、紅茶やコーヒーにミルクや砂糖を入れて飲めば、それらにエネルギーがある分、太る原因になります。
もし、ほんとうに水しか飲んでいないのに体重がふえるようなら、腎臓病などのおそれがあるので、きちんと病院でみてもらったほうがいいでしょう。水では太ることはないのです。

ダイエットには洋食より和食のほうがいいのでしょうか?

Question

ダイエットには洋食より和食のほうがいいのでしょうか?

Answer

煮る、焼く、蒸すなど、油を使わない調理法が多い和食は、バターやオイルなどエネルギーの高い調味料を多く使用する洋食とくらベてダイエット向きであることは確かです。
それにくわえて和食は少量のおかかずを品数多くそろえることができ、栄養のバランスをとるえでうえで有利です。
ただし、これは一般論で和食といっても揚げ物は非常に高いエネルギーですし、味付けが濃い煮物や味噌汁はご飯を食べ過ぎてしまう原因になっています。
和食=ダイエット向きと決めつけずに食事全体を考える必要があります。

ご飯よりパン、麺類の方が太らないというのは本当でしょうか?

Question

ご飯よりパン、麺類の方が太らないというのは本当でしょうか?

Answer

ウソです。これは間違いです。まずご飯とパンをくらべてみましょう。小麦粉とお米のエネルギーはだいたい同じ、100gで360kcalくらいです。ところが、食パンとご飯になると、100gあたりパンは260kcalなのに対しで、ご飯(軽く1膳)は148kcalになります。
吸収した水の分だけボリュームが出るので、同じ重量ならご飯のほうが低エネルギーなわけです。
また、160kcalで比較すると、ご飯なら軽く1膳、食パンは6枚切り1枚になり、これを見るとご飯のほうが食べたという満足感、満腹感があると感じる人が多いと思います。さらに食パンのほうは、たいていバターかジャムなどを塗るので、ますますエネルギーがアップします。
次にご飯とめん類をくらべてみましょう。たとえば、ざるそば一人前のエネルギー量は、ご飯でいうと2膳分にあたります。そばはあっさりして、のどごしがよいので量がすすみやすく、結果としてエネルギーが高くなります。そのうえ消化がよいので、すぐにおなかがすいて間食に走りがち。以上の点から、めん類が、ご飯にらべてダイエット向きとはいえません。