ダイエットのための食習慣

食前に甘いものを食べるとダイエット効果がある?

Question

食前に甘いものを食べるとダイエット効果がある?

Answer

ダイエット中、いちばん苦しいのが、空腹をがまんすること。そんな空腹状態で食事に臨んでもどか食いをまねきやすくのは当然です。そこで食前に、アメ玉1個をなめるだけで、血糖値がほんの少し上がり、確かに空腹感がやわらぎます。アメ玉は1粒10kcal前後なので、問題になりません。ただ、これは、あくまで「だまし」で、ダイエット効果といえるほどのものではありません。また、いうまでもなく、アメ玉であっても食べすぎはダイエットには逆効果です。

食事を1食抜いてもケーキを食べたい

Question

食事を1食抜いてもケーキを食べたい

Answer

ケーキは、脂肪と糖質にかたよった過剰エネルギー食品の代表です。たとえばチョコレートケーキ1切れで、ご飯約2膳分と同等です。
しかも、脂肪と糖質を同時にとると、互いに吸収を助け合い、体脂肪の割合が上がるという研究結果が出ています。
これでは、まさに太るために存在する食品といってもいいすぎではありません。こんな食品と、体が必要とする各栄養素を補給するための食事を交換することはできません。

砂糖より蜂蜜やダイエット甘味料のほうがいいのでしょうか?

Question

砂糖より蜂蜜やダイエット甘味料のほうがいいのでしょうか?

Answer

まず、蜂蜜から検討してみましょう。一般的に蜂蜜は低エネルギーで滋養食品といいます。また、ビタミン、ミネラルも含まれるというような話をよく聞きます。
しかし、これをまるごと信じて、蜂蜜をたっぷり使ってしまっては、いままでのダイエットの努力も水の泡です。確かに上白糖100g=384kcalに対して蜂蜜は100g=294kcalで低カロリーです。 です。しかし、蜂蜜は液体であるため、同じスプーン1杯分の量なら、蜂蜜のほうが重量が大きくなり、砂糖のほうが低エネルギーになります。
また、砂糖より蜂蜜のほうが、体内に入って脂肪に変わる率が高いともいわれます。

次にダイエット甘味料ですが、砂糖などとくらべると確かに低エネルギーです。ただ、ダイエット甘味料を使っていると、いつまでも甘い味から離れられないうえ、使いすぎると甘みに鈍感になり、そのうちほんとうの砂糖がほしくなったり、甘いもののドカ食いの習慣が復活するおそれがあります。できるだけ避けたいものです。