肥満

便秘をすると太るのでしょうか?

Question

便秘をすると太るのでしょうか?

Answer

たとえば1週間ほど便秘すると、かなりの量の便が腸内にたまります。便秘が解消して、この便が排泄されれば、当然体重は便の分だけ減ります。とはいっても、肥満の定義からすると、便がたまったからといって太ったことになりませんし、便が出たからといってやせたことにもなりません。

一般に、便秘するからといって太るとはいえませんが、太っている人に便秘が多いとはいえます。なぜなら、糖尿病があったり、肥満を気にして、ご飯やパン、いも類などを避け、おかず主体の食事にしがちなため、腸壁を刺激し便通を促す食物繊維の量が減ってしまうからです。
若い女性がダイエットを過剰に意識して便秘になってしまうケースもあります。

太りやすい体質とうのはあるのでしょうか?

Question

太りやすい体質とうのはあるのでしょうか?

Answer

太りやすい体質というものはあるようです。赤ちゃん時代の脂肪細胞の増加もその1つといえます。また、消化器官が強く、栄養の吸収が人並み以上によいという体質を親から受け継いでいる人も少なくないでしょう。さらに、体内での熱の出方には個人差があり、熱生産が低い人もいます。
これらは、「太る体質」というわけではありませんが、「太りやすい体質」とはいえるかもしれません。また、新陳代謝が悪いと基礎代謝が低くなるので、同じものを食べ同じ生活をしてもエネルギー消費が少ないので太りやすくなります。
また、栄養の吸収率は差がないのに、余ったエネルギーを脂肪細胞にとり込む率が高い場合も太りやすくなるのです。

ただ、これらの体質は絶対に変えられないものではありません。生活の仕方や食べ方、運動でいくらでも変わってくることがあるのです

食べても太らない人がどうしてでしょうか?

Question

食べても太らない人がどうしてでしょうか?

Answer

一番大きいのは食べたものの吸収率の違いです。やせの大食いタイプは内臓下垂の人が多く、消化吸収にも時間がかかります。そのうえ、脂肪を分解する膵液や胆汁などの消化液を送る管も、細長くて分泌しにくいともいわれます。
そのため、食事のあとは胃腸がもたれがち。その結果、1回の食事量は多いように見えても、1日を通してみるとそれほどたくさんの量は食べていないのです。脂肪細胞の中でも、褐色細胞を持っている人も太りにくいといえます。この褐色細胞は、普通の白色の脂肪細胞と違って、エネルギーを蓄えにくく、逆に熱に変えて体外に発散させる働きを持つ細胞とされ、動物では確かめられています。このほか、生まれつき、摂取したエネルギーが体温に変わりやすいということも考えられます。