オンリーダイエットの真実「辛ダイエット」

Question

辛いものを食べるとやせられるって、ほんとうですか。なんだか胃には負担になりそうな気がしますが。

Answer

答えはNOです。激辛食をとると、体が急激に熱くなり、どっと汗をかきます。いかにもエネルギーが消費されているようで、これがやせると思われている理由なのでしょう。
一説では、辛み成分に含まれるカブサイシンという物質が、食後の熱産生を促し、これがダイエットに有効なのではないか、ともいわれています。しかし、まだ、はっきりしたことはわかっていません。
体が熱く感じるのは、辛い食品に含まれる辛み成分が、舌を刺激し、その結果、交感神経が緊張するため、一時的に熱くなったと感じるにすぎないのです。それに、たとえ熱くなったとしてもほんの数分のことなので、これで消費されるエネルギーは無視できるほど少ないはずです。
また、汗が出て、わずかに体重が減ったとしてもこれはほんの一時的なこと。コップ1杯の水を飲めば、簡単に元に戻ってしまいます。
いくら発汗させて体内の水分を減らしても、けっしてやせることはありません。仮に、カプサイシンがダイエットに有効であったにしろ、刺激物のとりすぎは、胃壁を荒らし、胃炎の原因をつくるだけです。そうでなくとも、刺激をやわらげようとついついご飯の量がふえてしまったり、清涼飲料水を飲んだりして、逆にそれが肥満の原因になりかねません。

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