食べたら太るではない

好きなものを本能で選ぶ

あなたが一番好きな食べものはなんですか?と聞くと、「特にありません」答える人が多いのは最近の若い人の特徴でしょうか?

食事の好き嫌いというのは、単純に味覚の好みですから「わからない」というのは困ってしまいます。

これは、「食べる」という本能をダイエットや美容のために抑え込みすぎてしまったのでしょうね。もしかしたら、「食べることは悪」と思って、食べる本能を否定しているのかもしれません。

そして、これは恋愛にもつながる話。ふたりの男性にアプローチされて決められなかったり、年収や職業などの条件で選んだりしてしまいます。

それが普通だと思っているのなら感覚は、かなり麻痺した状態です。運命の人を決めるのに直感で「この男がいい! 」ってわからないのはとても問題です運命の人が直感で感じないのに職業やステイタスの条件を優先してしまうケースはうまくいかない場合がほとんどです。

また、相手の顔にこだわって決めるのはそんなに悪いことではないと思います。外見にはその人の栄養状態が全て現れます。貧相な食事をしている人は貧相な顔だし、豊かな食事をしている人は豊かな顔をしているのです。

恋愛は基本的に本能に基づいています。だから、見た目のいい異性を求めるのは当然です。でも、そこで「お金持ちが好き! 」って言っちゃう女性もいるかもしれませんね。子孫を残したいという目的でないならそれもひとつの選び方でよいでしよう。

経済的に誰かに頼って生きていこうと思うと、やはり男の選び方も少し変わってきてしまいます。それよりは、イケメン男子の見た目だけに目が眩んで「この人が好き! 」って熱くなっちゃう方が本能的で、生き物としては、はるかに正しい姿なはずです。

もっとも、経済力を基準に男性を選んでしまう女性もバッと見は美人でキレイだったりします。

流行のファッションを着こなして、メイクもばっちりだけど、人間としてあまり魅力的とは思えない女性のような気がしませんか?
いえ、女性としてというより、人間として、生き物としてちょっと残念な感じがするという方が合っているかもしれません。そして、そんな女性の食事内容はやっばりそれなりなはずです。

食べものも、やっぱり値段を基準に選んでいる場合が多いのではないでしょうか。性欲と食欲は本能だから「好き」に従えば間違いないはずです。
「カロリーが高いから」とか「収入が少ないから」にこだわっていては、本当に自分が求めるものは手に入らないのです。一番好きな男を探すのが難しいようなら、まずは一番好きな食べものを探すことから始めてみると、麻痺した感覚が少しずつ戻ってくるでしょう。

口に入れた物でその人ができあがる

はじめてのデートは、何をしていたか思い出せないほど舞い上がってしまいます。ほとんどの人が夜になればご飯を食べながら「これ、おいしいね」なんておしゃべりをしたり。実際には味なんてどうでもよかったりしますが。

実はこの食事の時間が、お互いを知るためのかなり貴重な時間となります。相手の食べ方や食べている内容を見ると、手っ取り早く「人格」がわかります。

食べている姿を見れば、その人のことがだいたいわかると言ってもいいでしょう。知らない人の食事内容を見ることでその人のさまざまな面が見えてきます。

あまりに口に入れるものが偏っていたり小食だったたりする人は、どうしても不安定な感じがしますし、逆にちゃんとした食事の方は、実際に会っても落ち着いているんです。

ものすごくキレイで魅力的な女性や、会社の社長、役員クラスの方々というのは、食事面においても安定して「いい食事」をしています。やっぱり食べたものがその人をつくるということをよく現しているように思います食事はとても重要です。

では「いい食事」というのは具体的にどういう食事を言うのでしょうか?
高級な中華料理やフランス料理など豪華な食事のことではありません。

「いい食事」の定義ですが、よく言われる「朝昼晩にきちんと食べる」、「栄養バランスが整っている」、「間食はしない」などが頭に浮かんだ人も多いはずです。

しかし、それらが必ずしも「その人にとってのいい食事」とは限らないのです。「いい食事」というのは、簡単に言うと「豊かな食事」のことです。

例えば、朝はオートミールかパンケーキ、パスタは自分で麺を打ってパスタマシーンで作る、そばやうどんももちろん手打ちです。時には、ニューヨークで覚えたクラムチャウダーを作ります。
そして、夏は京都まで出向いて鱧を食べる。名古屋にウナギを食べに行くこともあります。クリスマスは、まずターキーの準備からです。

とても豊かです。とてもお金持ちのイメージがわきますが考え方、いわゆる食への考え方の質がいいのです。豊かなのです。

食事の内容はもちろん、素材へのこだわり、シチュエーションなど、食に対して好奇心があり、おいしくいただくこと。そして、それが自分に合っていること。これこそが「豊かな食事」そのものなのです。
内容が本当に豊かです。

こういった食事をしている人は、見た目にもダンディーでレディーな素敵な方。お詰も楽しくて、惚れ惚れしちゃうくらいです。そして、食べているものが、その人の人格を作っているということです。

豊かな食事をしている人は、人格や見た目もちゃんと豊かです。「モテる女」になるには、人間としての豊かさは欠かせない条件です。
そのために、外面磨きばかりに手をかけているだけではいけません。まずは「いい食事」とはどんなものかを知って、自分の体がよろこぶ食事をすること!それがとても大切です。