30~40代ではじめる太らない体づくり

体からたまった有害金属を一掃する

人の体には、知らず知らずのうちに「有害金属」がたまっています。有害金属というのは、水銀、鉛、ヒ素、カドミウムなどです。見るからに恐ろしい金属ですが、大気汚染、喫煙、加工食材などによって、体内に蓄積されているのです。これらは「活性酸素」の大量発生の原因となって件の錆びとなる「酸化」を進行させ、さまざまな不調や病気を引き起こします。体がやせにくくなるのも、その1つです。しかし、打つ手はあります。

錆びには、錆び止め剤つまり抗酸化物質で対応します。代表的な食材では、野菜では、ニンニク・タマネギ、ニラ・ラッキョウ・ネギ、肉類ではレバー・豚肉、魚介類では、カキ・ウナギ・イワシ・ホタテが抗酸化作用の強い食材です。

ですから、たとえば昼休みに入った中華料理屋で、豚の生妻焼定食とレバニラ妙め定食があったら、迷わずレバニラ妙め定食を選びましょう。
また、家で晩酌をするなら、つまみには、イワシの丸干しを用意しましょう。

有害金属は、大半が便とともに排出されます。食物繊維をふんだんにとることや「断食」によって、排泄機能を高め、便秘の予防・改善を心がけることも大切です。

解毒効果の高い食材はこちらで紹介されているので参考にするとより効率的に毒素を排出できます。

有害金属は、汗をかくことでも排出されます。ですから、歩くなどの有酸素運動や軽い筋肉トレーニングは、有害金属を排出する意味でも有効です。
ただし、汗をかけばいいとばかりに激しい運動をすると、かえつて「活性酸素」を増やしてしまい、逆効果です。汗をかく量は少なくても、運動は適度な強度と量を守ります。激しい運動はかえってマイナスです。

入浴やサウナで汗を出してもかまいません。ただし、高温のサウナは危険です。高温サウナで汗をかいて、水風呂につかって、ということを繰り返し、その後に冷えたビールを飲む人がいますが、これは心臓や血管などの循環器に大きな負担をかけています。

また、高温サウナは本人が自覚している以上に汗をかくので、脱水状態になりやすい点でも危険です。血液が濃くなって心筋梗塞や脳梗塞を起こす場合もあります。さらには、高温サウナはストレスホルモンの分泌を促し、心臓や血管に負担をかけます。したがって、低温サウナや、スチームサウナがおすすめです。

ゆっくりじっくり温めて、体の奥から発汗させます。ただし、水分を十分に補給して、無理に長時間入らないことが大切です。入浴も同様です。ぬるめのお湯にゆっくり入り、発汗を促します。循環器に不安がある人、入浴で疲れやすい人などには半身浴をすすめます。こうして体の中からきれいになれば、それだけ「太らない体」になれるというものです。

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