オンリーダイエットの真実「1日2食」

Question

減食するとやせると聞いて、朝食を抜いた生活を2ヶ月つづけたのですが、かえって太ってしまいました。どうしてなのでしょう。

Answer

お相撲さんの食事を知っていますか。朝食抜きで早朝からハードなけいこをし、チャンコ鍋にありつけるのはお昼ごろ。朝食抜きなんですね。
つまり朝食抜きは、やせるどころか、お相撲さんのように太らせる食事法なのです。なぜ2食にするのか?その理由を要約すると、

  1. 食事の間隔があくと、食べたものが脂肪として蓄えられやすくなる
  2. 超空腹時に、突然、食べ物が入ってくると、胃の吸収速度が高まる
  3. 食抜いた安心感がドカ食いを招く

などです。
実際、多くの調査でも、朝食を抜く人は皮下脂肪が厚いというデータが出ています。朝食はしっかりとってほしいのですが、時間のない日はクラッカーに牛乳1杯だけという形でもかまいません。なんらかの形で食べ物をおなかに入れる習慣がたいせつです。

オンリーダイエットの真実「玄米食」

Question

主食を玄米にしたダイエットを実行しています。体重も少しずつ減り、体調もいいのですが、先ごろ有名芸能人の間で「死のダイエット」とかいって、玄米のことが騒がれました。ほんとうに玄米は危険なのでしょうか?

Question

「死のダイエット」などと騒がれたのは、食べ方が異常だったためで、玄米そのものに危険はありません。玄米には、白米にくらべて、食物繊維が4倍、カリウムやビタミンB2、鉄分は2倍、ビタミンB1は4倍も含まれています。成分的には白米よりはるかに栄養価が高く、美容にもよい効果があります。
しかも玄米は、よくかまなければならないため早食いや食べすぎを防ぎ、味覚的に肉や油っこいものが合わないので、結果的に食事の総エネルギーが低くなります。
つまり、知らず知らずのうちにダイエット食としての働きをするわけです。ただ、玄米は、あくま精白米のかわりであり、主食の1つであるということを忘れず、栄養バランスにもー十分配慮してください。また、よくかまないと消化不良を起こすことがあるので注意しましょう。

オンリーダイエットの真実「ダイエット食品」

Question

市販のダイエット食品をじょうずに利用できたら楽だろうなと思います。エネルギー表示がしてあるから、自分で計算する必要もないし、いい方法はないでしょうか。

Answer

たとえばダイエットビスケットなどのように、単品のダイエット食品だけでやせるというのは、あまりおすすめできません。たとえ空腹感をごまかすことができても、ほんとうの満足感は得られないからです。

最近では、1種類ずつレトルトパックになったおかずを、いくつか組み合わせてとるダイエット食品も登場してきました。それらの中には、栄養のバランスがとれているものもあります。ただし種類が少ないので、長期間使うと、飽きがくるのが難点です。

もし単品のダイエット食品を利用するなら、食事の中にじょうずに組み込むことです。ダイエットビスケットを主食にして、おかずは手作りサラダにするとか、ポタージュスープのかわりにダイエットストプをとるなど、組み合わせはいろいろ考えられます。あるいは、間食をやめるときなどに、補助的に使うのもー法でしょう。ただし外国のものは、ダイエット食品といっても高エネルギーであることが多いので注意してください。