オンリーダイエットの真実「ダイエット食品」

Question

市販のダイエット食品をじょうずに利用できたら楽だろうなと思います。エネルギー表示がしてあるから、自分で計算する必要もないし、いい方法はないでしょうか。

Answer

たとえばダイエットビスケットなどのように、単品のダイエット食品だけでやせるというのは、あまりおすすめできません。たとえ空腹感をごまかすことができても、ほんとうの満足感は得られないからです。

最近では、1種類ずつレトルトパックになったおかずを、いくつか組み合わせてとるダイエット食品も登場してきました。それらの中には、栄養のバランスがとれているものもあります。ただし種類が少ないので、長期間使うと、飽きがくるのが難点です。

もし単品のダイエット食品を利用するなら、食事の中にじょうずに組み込むことです。ダイエットビスケットを主食にして、おかずは手作りサラダにするとか、ポタージュスープのかわりにダイエットストプをとるなど、組み合わせはいろいろ考えられます。あるいは、間食をやめるときなどに、補助的に使うのもー法でしょう。ただし外国のものは、ダイエット食品といっても高エネルギーであることが多いので注意してください。

オンリーダイエットの真実「プロテイン」

Question

アメリカで大流行したというプロテイン減量法を始めました。毎日、液体プロテイン(タンパク質) をスプーン3杯とっていると、1ヶ月以内に5kgもやせられるとか。
タンパク質源である肉や魚には脂肪がついているし、調理にも油を使いがちです。その点、液体プロテインなら余分な油を使わなくてすみます。ダイエットにはぴったりではないでしょうか。

Answer

体をつくる主要成分であるタンパク質、すなわちプロテインンは、胃の中にとどまる時間が長いため空腹感を起こしにくい、体内で脂肪に変わりにくいなど、ダイエットに適したいくつかの特長を持ってはいます。

また動物実験の結果では、糖質や脂質にくらべ、タンパク質が熱エネルギーにかわる率が高いというデータもあるようです。しかし、人間の体は複雑かつ微妙な仕組みのうえに成り立っています。残念ながら動物実験で判明したプロテインの作用が、そのまま人間にもあてはまるかどうかは、現在まだ確認されていません。ダイエットのために低エネルギー食にし、さらにタンパク質ばかりをふやそうとすると、結果的には糖質の量が減ってしまいます。
すると、知力、筋力が落ち、ひどくなると酸血症(体が酸性になる) と呼ばれる危険な症状を引き起こしかねません。

かつてアメリカでは、プロテインを使ったダイエットが流行したことがあり、多くの人が突然死したという報告もあります。このような副作用に対する反省から、素人判断でプロテインダイエットは危険なものと考えられますので、おすすめできません。なお、プロテインが脂肪をとかす、といった宣伝広告は全くのウソですのでご注意を。

オンリーダイエットの真実「デンマーク式ダイエット」

Question

近ごろ話題になったデンマーク式ダイエットについて教えてください。なんでも、ゆで卵を食べてやせられるとか。

Answer

ご飯(主食) のかわりにゆで卵を食べ(1週間で約40個)、あとはフルーツや野菜サラダをとってやせようというのが主旨のようです。
l日のエネルギー設定は700~800kcal。糖質はいっさいとらず、塩、砂糖、マヨネーズなども制限されている、かなり厳しいダイエット法です。しかし、食事制限の意義が不明なうえに、栄養学的にもバランスがすこぶる悪く、おすすめできる方法ではありません。

l日のエネルギー設定も低すぎ、これでは体をこわしてしまいます。

オンリーダイエットの真実「豆腐」

Question

豆腐はヘルシー食品の代表。そこでエネルギーの高い肉や卵は食べずたんぱく質は豆腐から摂取するようにします。
たんぱく質であれば、どんな食品からとっても同じことですよね。

Answer

いいえ。タンパク質もそれぞれの食品によって成分が少しずつ違います。健康的に美しくやせるには、豆腐などに含まれる植物性タンパク質だけではなく、動物性タンパク質も必ずとらなければなりません。

植物性食品と動物性食品の両方を、バランスよく食べることが大切なのです。肉の場合、脂の少ない赤身であれば、エネルギー的にもそれほど心配することはありません。ダイエット中でも赤身の肉を1日50g、卵は1個を目安にとるよう心がけましょう。なお、豆腐には、網ごしと木綿がありますが、絹ごしのほうが低エネルギーです。
木綿豆腐半分で116kcal、網ごし豆腐1は半分で86kcalです。

オンリーダイエットの真実「油抜き」

Question

ダイエットの最大の敵はなんといっても油だと思っています。そこで食事から油を一切排除することにしました。
食べ物を蒸したり、煮たり、テフロン加工のフライパンを使用したりして油を一滴たりとも使いません。
最近、肌の乾燥が気になります。油を摂らないこととと関係しているのでしょうか?

Answer

お気づきのように、油抜きの食事が原因です。肌のつやや張りを保つのは、ビタミンAやEの働き。これらは脂溶性のビタミンなので、つまり油脂類といっしょでなければ効率よく体内に吸収されません。
これが、油抜きの食事によって肌がカサついたり、肌荒れを起こす理由です。油の効用はそれだけではありません。腹もちをよくして、ダイエット中の間食を防いでくれる効果もあります。
また、不飽和脂肪酸を多く含む植物油は、コレステロールを正常に保つのに役立ちます。ダイエットというと、油は目のかたきにされがちですが、たとえダイエット中であっても適量の油は必要なのです。10~15gくらいはとるようにしましょう。

油を味方にする

では質のいい油がダイエットに効果的に働くことを紹介しています。

オンリーダイエットの真実「酢大豆」

Question

有名芸能人が酢大豆を食べてダイエットに成功したという記事を読みました。私も是非はじめてみたいのですが注意点はありますか?

Answer

酢大豆というのは、生の大豆を酢に漬け込んで数日おいたもの。酢を十分に吸い込んで、3~4倍にふくらんだ大豆を食べます。酢大豆の作り方はこちら栄養豊かな大豆と健康食品として注目の酢が同時にとれる酢大豆は、確かにすぐれた食品のようです。
しかし、酢大豆ばかりを食べてやせるなんてことはありません。毎日の食事をバランスよくとり、そのうえで酢大豆をとり入れることです。
酢大豆はあくまで補助食品として食事ごとに10粒くらいずつ食べるのがよいとされています。減量を目指す人は単に摂取エネルギーを抑えさえすればいいと思いがちですが、それがいちばん危険。
体に必要な栄養素が不足すれば、たちまち健康をそこなってしまいます。何度も言っていますが、栄養バランスのとれた低エネルギー食こそがダイエットの基本なのです。

さて、酢大豆のダイエット効果ですが、医学的にも栄養学的にも、はっきりしたことはいえません。ただ酢大豆は、硬いのでよくかまなければならないという点が注目されます。この、よくかむというのが、ダイエットをするうえで、たいせつなポイントの一つなのです。というのも、ゆっくりよくかんで食べると、少量でも満腹感を得やすいから。食べすぎ防止につながるというわけです。また、自律神経の安定化にも欠かせません。

オンリーダイエットの真実「こんにゃく」

Question

こんにゃくやグルコマンナンなどを食べていれば、早くやせますか?

Answer

こんにゃくは、その成分のほとんどが水分と食物繊維です。そして、このこんにゃくに含まれ繊維のことをグルコマンナンといいます。

よく知られているように、グルコマンナンは単独の形でも、ダイエット補助食品として売られています。いずれもノーエネルギー食品であることは、ご存じのとおり。そこで、これらを利用してダイエットをしようという人が出てきます。
いくら食べてもほとんどエネルギーがないので、空腹感に悩まされることなくダイエットできるというわけです。

ところが、これがかえって逆効果。一時的な満腹感はあっても、風味に変化がないため物足りなさが生じ、やがては猛烈な食欲を呼び込む可能性が強いのです。そのうえ、こんにゃくには、さしたる栄養素が含まれていません。これだけを食べていては、当然栄養がかたよって、体をこわすことにもなりかねません。

ただ、こんにゃくなどのエネルギーゼロ食品は、栄養のバランスを考えたうえで使えば問題はありませんし、利用しだいではなかなかのダイエット効果を発揮します。

たとえば、しいたけ、マッシュルームなどのきのこ類や、わかめ、昆布などの海草類もノーエネルギー食品ですが、うまくメニューにとり入れれば、低エネルギーでボリュームのある食事ができるのです。このように、おかずの一皿として、じょうずに加えていくことには大いに効果的です。

オンリーダイエットの真実「ところてん」

Question

早く体重を減らしたいので、毎食、ご飯を食べるかわりにところてんを食べています。ところてんはノーエネルギーだから安心ですよね。

Answer

ところてんは1食分が約6kcal(調味料のエネルギー) で、ご飯1膳分が約200kcalですから、数字上は1日3食で580kcalダイエットできることになります。しかし、こういう単純計算こそが栄養失調への引きがねとなりかねないのです。

ところてんは確かにノーエネルギー食品の代表格ですが、同時に体に必要な栄養素がほとんど含まれていません。一方、ご飯には、糖質、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどが含まれています。
ご飯に含まれる糖質は体に欠かせないもので、これ一つとっても、ご飯をところてんで代用することはできません。ご飯を一定量とったうえで、おなかがすいたときにところてんを利用するというのが適当でしょう。
質問にあるように、ノーエネルギー食品さえとっていれば簡単にダイエットでき、確かにやせはするでしょう。しかし、それではたちまち体をこわしてしまうことを忘れてはいけません。

オンリーダイエットの真実「酢ダイエット」

Question

酢は、エネルギーの代謝をスムーズにしてくれると聞きました。すっぱいものには強いので、毎食おちょこに3杯飲んでいます。でも、思ったほど効果がないのですが…?

Answer

酢に含まれているクエン酸は、エネルギー代謝に必要な一成分ではあります。しかし、エネルギー代謝にかかわっているのはクエン酸ばかりではないのです。ですから、いくらせっせと酢だけを飲んだところで、余分なエネルギーが消費されて、やせるということはありません。

ただ、一般に酢を使った料理は低エネルギーなものが多く、ダイエット向きの食品ということはできます。また、ほかの調味料とくらべて非常に低エネルギー(大さじ1杯で5kcal) であるため、食事の総エネルギーを低く抑えることにも役立ちます。その意味から、酢の物をおかずの1皿にとり入れ、毎食のエネルギー調整をはかることはたいへん有意義です。

オンリーダイエットの真実「パイナップルダイエット」

Question

全米で大ヒットしたパイナップルダイエット。パイナツプルに含まれている酵素が、体内の余分なタンパク質や脂肪を分解させると聞きました。大好きなパイナップルを食べてやせられるならいうことなし。というわけで、1週間前から実行中です。いまや私の3食の主食はパイナップル。それにサラダを組み合わせたり、プレーンヨーグルトをプラスしたり…でも3 日目くらいから下痢に悩まされるようになって。何がいけなかったのでしょう?

Answer

このパイナップルダイエットですが、そもそも疑問だらけのダイエット法です。第一、体の中に蓄えられている余分なタンパク質を、パイナップルの酵素が分解するということはありません。
また、パイナップルの酵素が脂肪を分解するという点についても、科学的な根拠は全くありません。とにかく、1つの食べ物にかたよった食べ方はただちにやめること。そして、栄養バランスのよい食生活に戻してください。そうすれば体の不調もじきに治ってくるはずです。